【資産防衛】円安の日本①
昨今、積立などで「資産運用」をする方は増えてきました。
しかし一方で「資産防衛」まで準備できてる人は多くないと思います。
その「資産防衛」の必要性を、「円安」というキーワードで解説したいと思います。
・円安と円高
まず、円安と円高をしっかり理解するところから始めたいと思います。
なぜなら、以降の解説においてこの仕組みを理解することが何よりも大切だからです。
円安とは円の「価値」が(相対的に)安いこと
円高は、円の「価値」が(相対的に)高いこと
だと僕は理解しています。
例えば円とドルの価値を比較したとき、
円の方が価値が高ければ円高ドル安、
その逆であれば円安ドル高になります。
円高の世界では円の価値が高いので、たった80円で1本のコーラが買えます。
円安の世界では円の価値が安いので、120円も払わないとコーラが買えません。
・日本が円安に向かう理由①
2020年12月、「国の借金」は1200兆円を超えました。
これらは借金である以上、返す必要がありますが、
この莫大な額の借金を効率よく返す方法が存在します。
それが「円安」です。
「円安」の世界では何が起こるのか、わかりやすくまとめます。
円安になると、輸出品の外国での価格が安くなるので、よく売れるようになります。
輸出産業は活性化し企業の設備投資も促進され、景気はよくなります。
一方、輸入製品や輸入原材料などの値段は上がり、国内物価も上がります。
景気が良くなり、物価も上がる。つまり給料も上がります。
そして給料が上がるとどうなるか、「増税」です。
手っ取り早い方法が消費税で、もはや20%まで上がっても驚きません。
借金の額は変わらないのに、税収は増える。
つまり借金返済の大チャンスです。
日本はこのためにずっと円安政策をしていて、
2007年には1ドル123円でした。
しかしリーマンショックが発生し、
日本は円高のまま、借金だけが増えています。
これらの返済のため、
日本はいつか円安政策をせざるを得ない日が来ます。
今日はひとまず、ここまでにしましょう。
借金返済のために、日本は円安を望む。
今後の日本が円安に向かう理由の一つが、「借金返済」です。
質問あれば気軽にラインしてください。