【過去と未来】未来編
だいぶ間が空いてしまいましたが、
過去と未来の未来編です。
まず、IMFの世界経済見通しはどうなっているのか。
嬉しいことに上方修正が入っていて、
ワクチンの接種が進んでいることも判断要因の一つです。
特にアメリカはワクチンの接種促進のために
地下鉄の無料券を配ったり、ワクチンの接種券で宝くじ始めたりと
ばらまきに近くこともやってますが、
それはワクチンの接種が経済の回復とリンクしていることを
強く理解しているからでしょう。
次にアメリカ。
と言うわけで、金融緩和は継続される予定です。
つまり金融が経済の成長を後押しする状況がしばらく続きます。
一方、ここ数日でアメリカの株価が一時暴落したことは
お気づきですか?
これは、
月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大きく上回った
↓
上記の金融緩和が終わるんじゃないか?
↓
今のうちに利確=株を売る
という動きがあったせいですが、それに対しては、
このように声明出てるので大丈夫かなあと。
実際、今日値下がり止まってすこし回復してます。
1日の値動きに一喜一憂しなきゃいけないのはデイトレーダーのみです。
積立でコツコツお金を運用するだけの我々は、
ゆっくり座ってぼんやりニュースを眺めて、
20年とか長期間の目線でのんびりしていれば大丈夫なのでとても楽です。
【過去と未来】過去編
今日は、ここ数ヶ月で起こったこと、
そしてここから起こることについて
書いてみたいと思います。
①過去
実はこの3ヶ月で、大きく円安が進みました。
以下の通り、1月の時点で1ドル103円でしたが、
4月には1ドル110円を超えていました。
正直、この円安が進んでいたこと、
そして円安によって自分の資産が
どれほど影響を受けているか気づいていない人が
多いのではないでしょうか。
ではこの時、皆さんの資産に何が起こったか、
場合分けして考えてみましょう。
・200万円の資産を全て円で持っていた場合
1ドル103円から110円への円安で、
円の価値は6%減少しました。
つまり200万円の価値は188万円に。
知らないうちに12万円失っていることになります。
・200万円の資産の半分を円、半分をドルで持っていた人
半分、つまり100万円は同じく6%減少しますが、
ドル部分のもう半分は6%値上がりします。
つまりプラマイゼロで、資産に影響はありません。
以上、要点は伝わったでしょうか?
投資の原則として僕は、
分散、長期、福利
を掲げていますが、
この「分散」の部分には
・投資先の分散
だけではなく、
・通貨の分散
もあるということです。
僕は今後このように円安が進むと思っているので、
資産のほとんどをドルで持っています。
この3ヶ月の円安で、勝手に6%資産が増えたことになります。
人それぞれ考えが違いますので、
一概にどれほどとは言えないのですが、
ある程度通貨も分散させることにより、
皆様の資産のリスクを下げられることは
間違いないと思っています。
本日は以上です。
次回は未来について書きたいと思います。
【資産運用状況 2021年3月】
【所感】
・円安が進行
・ハイテク株絡みで上下あり
・実績130達成!!
【投資内容解説】
①「S&P500」
・アメリカの証券会社、インベスターズトラスト社(以下ITA)での積立投資。
・毎月300ドル払い×20年契約
・満期時160%の最低保証つき
・アメリカ株式のみの限定運用プラン
②「EVO20」
・ITA社での積立投資。
・毎月200ドル払い×20年契約
・運用先は選択式
→今井はアメリカ50%、インド50%を選択
③「EVO15」
・ITA社での積立投資。
・毎年1800ドル払い×15年契約(年一回払い)
・運用先は選択式
→今井はアメリカ50%、インド50%を選択
(冬のボーナスを無駄使いしないように、12月に一括払い)
④「LINE」
・日常の支払いで使っている「LINE PAY VISAカード」で貯まる、還元率3%のポイントをLINE証券で積立投資。
・投資先は100%アメリカ株式。
⑤「401k」
・会社の確定拠出年金
・投資先は100%アメリカ株式
⑥「SBI」
・溜まったTポイントをSBI証券で積立投資。
・買い物はTポイントが貯まる店で。
・投資先は100%アメリカ株式
【資産防衛】円安の日本③
前回から時間があいてしまいました。
「円安の日本」①と②では、
なぜ僕が今後円安が進むと考えているか
説明しました。
今日はその円安の中で
どうやって資産を守っていくか
いつもの「資産運用」ではなく、
「資産防衛」の方法をお伝えしたいと思います。
①外貨を持つ
最近はちょっと円安が進んで1ドル=109円です。
例えば今後円安が進み、1ドル=120円になった場合、
円の価値は10%下がったことになります。
つまり「円」で貯金していた人の資産は10%
損なわれたことになります。
そこでその対策として外貨、
つまりドルなどに円を替えておくことが
方法として考えられます。
例えば1000万円の資産を、
円で500万円、ドルで5万ドルに分割します。
そこで1ドル109円から1ドル120円になった場合、
500万円の価値は10%落ちますが
5万ドルの価値は10%上がっているので、
結果として全体の方は変わりません。
このように外貨を持っておくことで、
為替リスクに対応することができます。
それゆえ僕は、積立のほとんどを「ドル」
で行っています。
②現物資産を持つ
つまりお金ではなく、
「物」で資産を持つということです。
代表的な現物資産は「金」です。
「有事の金」と呼ばれるように
金の価値はほとんど変わらないので、
購入した時の資産価値が
長くキープできるメリットがあります。
また、不動産も選択肢に挙げられます。
某CMで
「本当に価値のあるものは?」
「駅近の土地だよ」
なんてやり取りがありましたが、
不動産も強力な資産になり得ます。
ただこちらは金に比べると
かなり知識や準備金が必要で、
気軽に、というわけにはいかないことと、
多くの人が「不動産投資」を名乗る
詐欺紛いの営業にハメられてしまうので、
現実的ではないかもしれません。
(不動産投資の闇についてはいつか書こうと思います)
長くなりましたが、
円安といった貨幣リスクに備えるのであれば、
僕は外貨への資産の交換や
外貨での積立をお勧めします。
今、外貨でもしっかり蓄財しておいて、
実際に1ドル120円の世界が来た時、
円に交換し直せばそれだけで
資産が10%増やせることになります。
不動産はデメリットもありますが、
強力な資産運用であることに間違いありません。
ぼくは今、不動産購入に向けて準備をしていて、
知識と現金を蓄えている最中です。
本日は以上になります。
ご質問等あればお気軽にご連絡ください。
【資産運用状況 2021年2月】
【所感】
・現金以外の資産だけで200万円突破
・インドは問題なく成長
【投資内容解説】
①「S&P500」
・アメリカの証券会社、インベスターズトラスト社(以下ITA)での積立投資。
・毎月300ドル払い×20年契約
・満期時160%の最低保証つき
・アメリカ株式のみの限定運用プラン
②「EVO20」
・ITA社での積立投資。
・毎月200ドル払い×20年契約
・運用先は選択式
→今井はアメリカ50%、インド50%を選択
③「EVO15」
・ITA社での積立投資。
・毎年1800ドル払い×15年契約(年一回払い)
・運用先は選択式
→今井はアメリカ50%、インド50%を選択
(冬のボーナスを無駄使いしないように、12月に一括払い)
④「LINE」
・日常の支払いで使っている「LINE PAY VISAカード」で貯まる、還元率3%のポイントをLINE証券で積立投資。
・投資先は100%アメリカ株式。
⑤「401k」
・会社の確定拠出年金
・投資先は100%アメリカ株式
⑥「SBI」
・溜まったTポイントをSBI証券で積立投資。
・買い物はTポイントが貯まる店で。
・投資先は100%アメリカ株式
【資産防衛】円安の日本②
前回に引き続き日本が円安に向かうと思う
その理由について書いていきます。
・日本が円安に向かう理由②
前回も書いた通り、日本の借金は1200兆円です。
この借金が国民の金融資産額に並んだとき、
これ以上借金できない状態になります。
(この仕組みは前回を参照)
しかしこの状況を打破できる禁じ手が一つあります。
それはお金を発行し、そこからお金を借りる、
つまり紙幣を発行できる日銀にお金を刷ってもらい、
そのお金で国債を買ってもらうことです。
現在、日銀が直接国債を買うことはできません。
しかし国家の破産を避けるためにこれを行い、
大量に紙幣が発行された時、起こるのはインフレです。
MMT理論という考え方を持つ人々も一部いますが
(興味がある方は調べてみてください)
紙幣の大量発行がインフレを起こすことは
歴史が証明する事実です。
そしてインフレというのは「円の価値が低下」
した状態です。
それはつまり、「円安」です。
・日本が円安に向かう理由③
最後はかなりシンプルです。
①や②の借金返済政策が間に合わず、
日本が国家破産を起こした場合です。
この場合、ハイパーインフレが起こります。
日本という国の信用が失墜し、
「日本円の価値が暴落」します。
つまり超円安が発生します。
今日の内容は以上となります。
簡単にまとめると、
日本は借金を返そうとしても、
返せなくて破綻したとしても、
どちらにしても「円安」になるということです。
日本の未来というカジノがあって、
円安か円高にかけろと言われたら、
僕は以上の理由で円安にフルベットすると思います。
次回は円安が起こった未来に備えて、
今やるべきことについて書いてみます。
質問があればお気軽にご連絡ください。
【資産防衛】円安の日本①
昨今、積立などで「資産運用」をする方は増えてきました。
しかし一方で「資産防衛」まで準備できてる人は多くないと思います。
その「資産防衛」の必要性を、「円安」というキーワードで解説したいと思います。
・円安と円高
まず、円安と円高をしっかり理解するところから始めたいと思います。
なぜなら、以降の解説においてこの仕組みを理解することが何よりも大切だからです。
円安とは円の「価値」が(相対的に)安いこと
円高は、円の「価値」が(相対的に)高いこと
だと僕は理解しています。
例えば円とドルの価値を比較したとき、
円の方が価値が高ければ円高ドル安、
その逆であれば円安ドル高になります。
円高の世界では円の価値が高いので、たった80円で1本のコーラが買えます。
円安の世界では円の価値が安いので、120円も払わないとコーラが買えません。
・日本が円安に向かう理由①
2020年12月、「国の借金」は1200兆円を超えました。
これらは借金である以上、返す必要がありますが、
この莫大な額の借金を効率よく返す方法が存在します。
それが「円安」です。
「円安」の世界では何が起こるのか、わかりやすくまとめます。
円安になると、輸出品の外国での価格が安くなるので、よく売れるようになります。
輸出産業は活性化し企業の設備投資も促進され、景気はよくなります。
一方、輸入製品や輸入原材料などの値段は上がり、国内物価も上がります。
景気が良くなり、物価も上がる。つまり給料も上がります。
そして給料が上がるとどうなるか、「増税」です。
手っ取り早い方法が消費税で、もはや20%まで上がっても驚きません。
借金の額は変わらないのに、税収は増える。
つまり借金返済の大チャンスです。
日本はこのためにずっと円安政策をしていて、
2007年には1ドル123円でした。
しかしリーマンショックが発生し、
日本は円高のまま、借金だけが増えています。
これらの返済のため、
日本はいつか円安政策をせざるを得ない日が来ます。
今日はひとまず、ここまでにしましょう。
借金返済のために、日本は円安を望む。
今後の日本が円安に向かう理由の一つが、「借金返済」です。
質問あれば気軽にラインしてください。